マンションの大規模修繕工事は約10~15年に一度と言われています。それは、経年によって様々な箇所に劣化が現れてしまい、そのまま放っておくと躯体の寿命が縮まり、マンションの価値がグングン下がってしまうからです。また、外壁のタイルやコンクリートも経年と共に膨れが発生したり剥がれてしまい剥落の危険性が増してしまいます。安心して快適なマンションの暮らしをするためにも大規模修繕工事は必要なことなのです。
このようにマンションにとっては重要な修繕ですが、なかなか住人には理解されない部分もたくさんあります。そこで、全員に現状の劣化状況や修繕しなければならない理由などを説明する場を設けることが大切になってきます。そのような場として、自らのマンションの見学会や説明会を専門の方を交えて行うとよいでしょう。躯体のひび割れ状況・鉄筋爆裂部分・鉄部のサビなどを直接目で見て説明を聞くことで改めて自らのマンションを見つめなおすよい機会になります。
そこで、「自らが今後も生活していく建物のために必要なこと」という認識を持ってもらうことが大規模修繕工事を円滑に進めるために重要なことです。長期間に渡って計画が必要なことですから、住人の意識改善に注力しましょう。
住人が自らのマンションについての意識をもって長期修繕計画を立てていくとスムーズに進みやすくなります。みんなの住まいなので、みんなで守っていけるように知識を共有していき大規模修繕工事を成功させましょう。
その他のコンテンツ
Other Contents