今回は「大規模修繕コンサルタント」についてと「ながら工事」のポイント、そして業者を選ぶ時のポイントを紹介します。一般には少し複雑なマンション事情ですが、マンションにあった修繕方法を探るポイントなどをお伝えいたします。
大規模修繕工事の助っ人たち
マンションの大規模修繕工事を行うとき、専門家の視点でアドバイスし、スケジューリングや業者の選定、工事する箇所の決定などについてサポートしてくれるのが大規模修繕工事コンサルタントです。マンション管理組合といってもプロの集団ではありませんから、こうした専門家としての視点でサポートしてくれる存在はとても貴重ですので、利用するのも良いかと思います。
さて、ここでは、マンション管理組合様の立場で、どの業者にすれば良いかのアドバイスをさせて頂きます。まずは、大規模修繕工事、改修工事の実績が豊富でマンション特有の事情に精通した、施工会社を選定することが大切です。最近は、ホームページなどで施工実績等を紹介している会社も多いので、ぜひ確認してみて下さい。
「ながら工事」のポイント
次に、マンションの大規模修繕工事は新築工事とは異なり、「住みながらの工事」となるので、居住者様には、工事期間中、足場やメッシュシートでマンションが覆われ、苦痛を伴う事も考えられます。しかし、工事期間の短縮には、手抜き工事などの問題も生じてくる恐れがある為、お勧めできません。そこで、居住者様の苦痛を少しでも軽減できる施工方法として、足場を組まない「ブランコ工法」という方法があります。ブランコ工法は、以前にもお話したように足場を組まない分、工事費用の大幅なコストダウン及びに工期の短縮を実現できるという大きな利点があります。もちろん、マンションの構造上、メリット、デメリットもありますので、一度相談をしてみて下さい。
マンションに合った工法を!
業者の絞り込みができたら、続いては書類によるアドバイスです。保証期間・アフターサービスの中身を確認するのは勿論の事ですが、最近では大規模修繕工事「共通仕様書」に基づいて見積もり書を提出する様、求められる事が良くあります。果たして、共通仕様書は、本当に必要なのでしょうか?共通仕様書には、現状必要のない工事項目であったり、弊社のような足場を組まないブランコ工法には当てはまらない書式になっている事が多々あります。共通仕様書に縛られていては、無駄な工事を生みかねなく、費用がかさんでしまいます。マンション独自に合わせた、本当に必要な書類を見極める事が大切ではないでしょうか?
弊社は、自社施工・自社管理を掲げ、一貫した管理の下、職人から営業スタッフまで一貫管理で行う為、不要な費用が発生する事は全くなく、安心してお客様の声に耳を傾ける事ができます。そういった、無駄な費用を極力省き、最高の大規模修繕工事をお勧め致します。
最後に、大規模修繕工事は費用も時間も莫大にかかるものですので、最終的には信頼できる業者の選定選びとなります。決して失敗のない方法を!!