マンション改修にかかる足場の費用が高い原因は?

マンションでは経年劣化から大規模修繕工事が必要になります。その修繕内容は多岐にわたり、外壁の塗装・外壁タイルの補修・防水工事・モルタル補修・シール材の打ち替えなど様々なマンション改修工事を行います。特に外壁の補修には足場が必要となり、一般的に足場組みの作業が発生します。

しかし、実際に大規模修繕工事の見積りを取ってみると、全体の工事内容に対してこの足場代の負担が大きいことがわかります。一口に足場代といっても、そこに含まれる費用は様々あります。その内訳としては、足場の損料・組みたて人件費・養生する人件費・解体する人件費・足場の運搬費・運搬する燃料費・運搬の人件費などの費用がかかります。しかも組み立てや解体にも日数がかかりますので、時間も掛かり費用もかかる為に負担も大きくなります。また、高所作業となる為、経験のある人材を必要とし、足場組立作業主任者の資格を持つ職人もいなければなりません。その為、単に人件費といってもある程度の費用が必要となります。このように足場代には様々な費用がかかり高くなってしまいます。

これまでは高い足場を組む必要がありましたが、足場を組み立てずにマンション改修ができる方法がでてきました。それは、無足場ブランコ工法といいます。このブランコ工法でマンション改修工事を行うことで、足場を組み立てる必要がなく大幅なコスト削減が出来るようになったのです。ブランコ工法は、マンションの屋上からロープでぶら下がり作業をする工法のため、組み立てや撤去などにかかる人件費や工期がかからずに工事ができます。安全性という面にも優れている工法なので、大規模修繕工事にかかる足場代に懸念を抱いている方は、こちらの工法も考慮の一つに加えるとよいでしょう。