最近、新しい投資の形としてマンションオーナーや経営者を薦めるのがちょっとした流行になっています。人気の秘密は、経営者になることで老後も安心というのが、その理由です。しかし、マンションも生き物ですから、美しい新築のままというわけにはいきません。何年か経てば、必ずメンテナンスが必要になります。それがマンション大規模修繕なのです。
しかし、個人の持家とは異なり、住民が多数居住しているマンション大規模修繕となると、まず委員会を発足させなければなりません。少なくとも5名以上で組織し、委員長を決め、マンションの管理会社やその他の業者らと相談しながら進めていくのですが、大きなお金が動きますから、委員会のメンバーも勉強する必要があります。それには信頼できるマンション管理士にアドバイスを受けることがよいでしょう。
さて、マンション大規模修繕と聞いて、まず、頭に浮かぶのが足場ですが、足場の相場は、マンションの規模によって変化し、しかも足場はレンタルですから、工事期間の長さに左右され、足場の解体にも費用がかかります。最近は、無足場工法という手法で行う業者もあります。足場を使わないことにより、マンション大規模修繕の費用が安く抑えられます。ゴンドラ代などもかからずに工事できるロープブランコ工法というのがそれです。こういったことを考慮して、マンション大規模修繕の際の足場費の相場を計算しますと、だいたい総工事費の約35％が足場費用になるようです。金額に換算すると、800万円前後が相場ではないかと言われているそうです。
相場を把握した上で誰もが納得できるマンション大規模修繕を成功させたいものですね。
