大規模修繕工事のコストダウンは、まず足場から

マンション経営などをしていると、年数が経つにつれて大規模修繕工事が必要になってきます。
一般的に約10～15年周期で修繕工事が必要と言われていますが、経年と共に劣化したマンションを大規模に修繕するには、材料費・人件費・様々な工事に必要な費用など、大きなコストがかかってきます。
その為、マンション管理組合では少しでもコストダウンを出来るように考える必要があるでしょう。しかし、コストダウンのことだけを考えてしまうと、最終的に手抜き工事に繋がってしまう危険性もあります。しっかりと修繕工事を行い、さらにコストダウンを図る方法はあるのでしょうか。
その方法の一つに足場があります。足場は大規模修繕工事の際に高所作業を行う為に必要となります。足場の組み立て作業や解体作業は時間もコストも掛かりますが、方法によっては足場がなくても作業ができる場合があります。例えば、一つの方法としてあるのがロープブランコを使用するブランコ工法です。
ブランコ工法であれば、足場の組み立て・解体が不要となりコスト削減になります。コストダウンだけではなく、安全面も万全です。通常、足場を組み立てると工事中以外の時間に不審者が足場から侵入する可能性もありますが、ブランコ工法ではその心配もありません。また、足場からの作業よりもブランコ工法で行う作業の方が事故率も低いという統計が出ています。その為、コストダウンを考える際には足場から考え、ブランコ工法のような方法を取るのも一つの手段といえるでしょう。